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「人食いバクテリア」患者が過去最多、傷口清潔に保つことが有効

 「人食いバクテリア」とも呼ばれる細菌感染の患者が、今年、過去最多になったことがわかりました。手足を急激に壊死させるこの感染症は、プロ野球のコーチの命も奪いました。

 プロ野球・西武の森慎二投手コーチ。今年6月、42歳という若さで亡くなりました。森コーチは6月25日、福岡で試合の前に体調不良を訴え入院。そのわずか3日後、帰らぬ人となりました。森コーチの親族によりますと、死因は毒性の強い「溶連菌」=溶血性レンサ球菌の感染による多臓器不全でした。

 「子どもに咽頭炎を起こすのとは違うタイプの菌が、この劇症型溶血性レンサ球菌を起こす。毒性は1万倍とか2万倍」(東京女子医科大学・感染症科 菊池賢教授)

 「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」は傷口などから感染し、短時間で症状が悪化するのが特徴で、手足が急激に壊死し、致死率はおよそ30%にのぼることから、「人食いバクテリア」とも呼ばれます。この感染症の患者の数が今年は先月26日までで493人にのぼり、調査を始めた1999年以降で、最多となったことが国立感染症研究所のまとめでわかりました。

 「(初期症状は)大体、足が多いが、腫れる。腫れがどんどん上にあがってくる。時間単位であがってくる。できるだけ初期の段階で適切な治療が入れば、抗生物質はちゃんと効く。ちょっとした傷でも化のうしたら、早めに医療機関にかかると」(東京女子医科大学・感染症科 菊池賢教授)

 感染者が増えている理由はわかっていませんが、厚労省は傷口を清潔に保つことが有効としています。

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更新日時:12月12日 17時2分

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