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神戸製鋼のデータ改ざん、車・ロケット・防衛産業にも広がり

 8日に発覚した神戸製鋼所による組織的なデータ改ざん問題は、自動車やロケットなど宇宙の分野、さらには防衛産業にまで影響が広がり始めています。

 10日朝、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた日本版のGPS衛星「みちびき4号機」を載せた「H2Aロケット」。打ち上げの成功に歓声があがったその日に、H2Aロケットにデータ改ざんが発覚した神戸製鋼所のアルミ製品が使われていたことがわかったのです。

 「(神戸製鋼所の製品を)一部の部品に使っていることは、事実。詳細はこの場では差し控えたい」(三菱重工業の担当者)

 ロケットのどこに神戸製鋼の製品が使われているのか、明らかにされていませんが、「安全性に問題はないことを確認」として、予定通り打ち上げられました。

 神戸製鋼は8日、アルミ製品や銅製品の強度などのデータを改ざん、“組織ぐるみ”だったことも公表しました。

 「多大なるご心配ご迷惑をおかけすることを、おわびいたします。申し訳ありませんでした」(神戸製鋼所 梅原尚人 副社長)

 “納入先はおよそ200社にのぼる”としていましたが、これまでに開発中の国産初のジェット旅客機「MRJ」、JR東海の新幹線、さらにトヨタやホンダ、日産など、ほとんどの自動車メーカーで部品に使われていたことも判明。さらに神戸製鋼は、三菱重工業などの防衛関連の産業でもアルミ製品が使われていたと、経済産業省に報告しました。

 車から新幹線、ロケットなど、航空・宇宙の分野にまで影響が広がり始めています。今後は大規模なリコールに発展する可能性もあり、日本を代表する企業による組織的改ざんは、日本の“ものづくり”の根幹を揺るがしかねない事態となっています。

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更新日時:10月17日 20時2分

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