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豪雨災害の危険度を色で伝達、「命に危険のおそれ」は紫色

 「JNNプロジェクト災害列島日本」です。豪雨の際、「どの場所にどのくらいの危険が迫っているのか」がひと目で分かるようにと、危険度を「色」で示す情報提供を気象庁が始めています。「命に危険が及ぶおそれがある」状況を示す色として選ばれたのは「紫」です。

 黄色、赤、紫・・・、次々に変わる色は川の状態を示しています。気象庁が7月からホームページで情報提供を始めた「洪水警報の危険度分布」です。

 「洪水警報の危険度分布で薄い紫色が出現したら命の危険が迫っていると考えてください」(気象庁予報部 高木康伸 予報官)

 川についた色は3時間先までの雨量の予測をもとに、洪水災害が発生する危険度を示しています。危険度の高い色として、赤ではなく、2種類の「紫」を使っているのが特徴です。

 「濃い紫色が出現した状況は過去の災害発生時に匹敵。既に重大な災害が発生しているおそれが高い状況」(気象庁予報部 高木康伸 予報官)

 中小の河川で氾濫などが相次いだ九州北部豪雨。その危険度の高まりを、「洪水警報の危険度分布」はとらえていました。

 7月5日正午の福岡県朝倉市付近。わずかに1か所だけ注意を示す「黄色」が見えますが、この時点では大雨警報も洪水警報も発表されていません。時間が経つにつれて、警戒を示す「赤」が現われ、黄色も拡大。午後1時半、危険度が上から2番目の「薄い紫」が見え始めます。この頃、朝倉市には1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降っていました。そして、午後2時。危険度の最も高い「濃い紫」が現われます。急激な増水によって、川の姿が2時間で劇的に変化した様子が見てとれます。

 「濃い紫色を待ってからの避難は手遅れになってしまう可能性がある。薄い紫色を避難開始の目安に」(気象庁予報部 高木康伸 予報官)

 また、下流が黄色や赤でも、上流に紫色が現われた場合は危険が迫っていると考えられます。

 去年、台風10号による河川の氾濫などで大きな被害を受けた岩手県は、早速、「洪水警報の危険度分布」を災害対応に採り入れました。危険度分布の対象は、全国およそ2万もの河川。水位計の設置されていない中小の河川も含まれます。

 「山地河川洪水の場合、上流の危険度の高まりを把握しようと思ったら、(洪水警報の危険度分布が)今唯一の手段ではないか」(気象庁予報部 高木康伸 予報官)

 洪水災害の危険が迫っていることを伝えるため、気象庁が採用した2種類の「紫」。人々の背中を押し、避難行動を促す色となるでしょうか。

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更新日時:9月20日 9時2分

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