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ロヒンギャ問題、国連安保理がミャンマーに懸念表明

 ミャンマーの治安当局がイスラム教徒の少数民族ロヒンギャの武装勢力の掃討作戦を行い、多数の避難民が出ていることについて、国連安全保障理事会は13日、非公開の協議を行い、当局による過剰な暴力に懸念を表明しました。

 ミャンマー西部ラカイン州では先月下旬のイスラム教徒の少数民族ロヒンギャの武装勢力による襲撃を受け、治安当局が大規模な掃討作戦を行っています。

 その影響で隣国バングラデシュに避難したロヒンギャは37万人以上に上るとみられ、安保理は13日に非公開の協議を行い、当局による過剰な暴力に懸念を表明したうえで、市民保護のための緊急対応を要請しました。この問題で安保理が一致して意思を表明したのは初めてです。

 「ミャンマー政権に対し、軍事行動を停止し、暴力を終わらせ、法の支配を維持し、避難を強いられた全市民が帰国する権利を認めることを要求します」(国連 グテーレス事務総長)

 また、グテーレス国連事務総長も13日の記者会見で治安部隊による市民への攻撃について「全く許容できない」と強く非難しました。グテーレス氏は、さらに、国連のゼイド人権高等弁務官が「民族浄化の典型だ」と発言したことについて問われると、「ロヒンギャの人口の3分の1が避難しなければならない状況で、他にふさわしい表現がありますか」と、事態の深刻さを強調しました。

 こうした中、アウン・サン・スー・チー国家顧問の報道官は、今月19日にスー・チー氏が首都ネピドーで国民向けに演説すると発表しました。ロヒンギャの問題について批判が高まる中、政府の立場などを説明するものとみられています。スー・チー氏は同じ時期に開かれる国連総会を欠席すると明らかにしており、国際社会からの批判の矢面に立つのを避ける狙いがあるとみられます。

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更新日時:9月20日 12時2分

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