
0分57秒
「三島由紀夫」自決9か月前の未公開インタビューなど書籍化
作家・三島由紀夫さんの自決9か月前の未公開インタビューが書籍化され、発売されました。
講談社から8日に発売された「告白」は、三島由紀夫が1970年に東京・市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地で自決する9か月前に収録された未公開インタビューのほか、評論集『太陽と鉄』が収められています。三島の著作としては2003年以来、14年ぶりの発売です。
「僕が死んでね。50年か100年かたつとね、『ああ、分かった』と言う人がいるかもしれない」(三島由紀夫の肉声テープ)
インタビューは、三島最後の長編小説『豊饒の海』の第3巻「暁の寺」の脱稿日に録音されたとみられ、4年前、TBSの社内でテープが発見されました。
自身の死生観や文学論、憲法観などを語っていて、三島の文学や思想を知る新たな手がかりとして注目されています。