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「共謀罪」衆院委で可決、30時間超で議論尽くされたか

 国会にいる政治部の岩田官邸キャップに聞きます。「共謀罪」の構成要件を厳しくした「テロ等準備罪」を新設する法案について、19日の採決は、本当に審議は尽くされたんでしょうか。

 私もずっと審議を見てきましたけれども、とても、十分な審議が尽くされたとは言えない状況です。ある与党の幹部は、「民進党や共産党は同じ論点の質疑を繰り返している」と。だから、「採決の機は熟した」と話していたんですが、野党の側からすると、「いや、そうではないんだ」と、「金田大臣が答えられなかったり答弁が何度も変わったりするので、どういうことなのか、はっきりさせるためには同じテーマでの質問を繰り返すしかない」ということなんですね。

Q.金田大臣の答弁は19日もぶれていましたね。

 そうなんですよね。それで、その答弁の中でもう一つ明らかになったことがあります。自民党の議員は、この法案がどうして必要なのか、ポイントが書かれた紙を持っているんですが、そこに、こんなことが書かれているんです。「例えば、わが国の現行法ではテロ組織が水道水に毒物を混入することを計画し、実際に毒物を準備した場合であっても、この時点で処罰できません」。こう聞くと、そうだったの、それは危ないから何とかしなきゃダメですね、と思いますけど、19日、金田大臣は答弁の中で、こうした時でも処罰できる場合があると認めたんです。となるとですね、自民党の議員自身も法案の必要性について少し誤解をしている可能性も出てくるわけです。

 審議が尽くされたどころか、また新しい問題や疑問が出てきているという状況で、国会はこれで本当に大丈夫なのかと指摘せざるを得ません。

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更新日時:5月23日 2時2分

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