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タイ・バンコク名物の屋台が消える?

 タイ・バンコク。世界有数の屋台の街と言われ、日本人にも人気の観光スポットが、大きく変わろうとしています。

 歩道に並んだ屋台には、朝からたくさんの人が訪れます。見慣れたバンコクの風景です。ここバンコクでは、通勤前に屋台で朝食を買い、オフィスで食べるという人がほとんどです。

 「安くておいしい。どこにでもあり便利」

 現地の人にとって生活の一部とも言えるこの風景が、大きく変わろうとしています。

 「ここで屋台を出すのはだめ。全部片づけて車に乗せて」(当局担当者)

 きっかけは、「街の美化」を掲げるバンコク都が都心での屋台・露店の営業を禁止したことでした。

 「自分の店を広げ、歩行者の邪魔になっている」(当局担当者)

 バンコク都は、1万6000軒を超える屋台や露店を年内に撤去する方針です。すでにおよそ8割の店の撤去が済んでいるといいます。一方、屋台で生計を立てている人たちは戸惑いの色を隠せません。

 「撤去されると困る。家族を養っている。これ(屋台)しか収入が無い」

 「ここで15年やっている。何とか交渉したい」

 また、バンコクの屋台街はタイを代表する貴重な観光資源という側面があります。

 「地元やいろんな人と出会える。食べ物も安い。屋台はとてもすばらしいのに、無くすのは良くない」(観光客)

 屋台禁止の方針を掲げるバンコク都に対し、観光庁の意見は少し違っていて、屋台を観光名所としてPRしていきたい考えです。

 「屋台はタイのアイデンティティー。改善はするが、禁止するわけではない」(タイ コプカーン観光スポーツ相)

 こうした声を受け、バンコク都も、観光客の人気が高いカオサン通りや中華街などの全面禁止の方針を撤回。都の公認のスペースを設け、そこに屋台を集める計画を明らかにしました。

 「『おいしい』『きれい』『安い』というイメージを作りたい。タイのイメージアップにもなる」(バンコク アサウィン都知事)

 タイの屋台文化はどのように変化していくのでしょうか。バンコク都は、大通りで営業する屋台については予定通り撤去を進めていく方針です。

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更新日時:5月24日 13時2分

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