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宗教法人施設に無許可で土砂運び込み僧侶ら逮捕、背景は?

 大阪府内の山中にある宗教法人の施設に無許可で土砂を運び込んだなどとして、宗教法人の僧侶ら6人が逮捕されました。土砂は清流に流れ込み問題となっているということです。事件の背景には、何があったのでしょうか。

 宗教法人「成田山不動院」の僧侶・坂田義明容疑者(67)。サラリーマンでしたが、2年半前に入信して僧侶となり、こうして毎日お勤めを果たしていたといいます。

 ところが、河内長野市の宗教法人の敷地に、去年8月から9月にかけて無許可で4300平方メートルあまりの土砂を運び込むなどした大阪府の土砂条例違反などの疑いで逮捕されたのです。宗教法人施設がある山のふもとに、「石川」と呼ばれる清流が流れています。かつては、ホタルが生息し、水道水として取水されていました。しかし、去年9月、水が濁り、一時飲み水として使えなくなりました。施設に運び込まれた土砂が流れ込んだのです。

 なぜ、土砂を運び込んだのか、逮捕前の坂田容疑者に聞くと・・・

 「うちとしたら(参道の)修復工事よね」(成田山不動院僧侶 坂田義明容疑者・去年12月)

 土砂は参道の補修工事のために業者が運び込み、大阪府への許可申請も業者に任せていたと説明しました。

 「大手のハウスメーカーの協力会社ということで、僕らも安心していた。申請をちゃんとしてというのが条件で。(Q.あとはお任せで?)そうそうそう」(成田山不動院僧侶 坂田義明容疑者・去年12月)

 一方、土砂を搬入し同じ容疑で逮捕された松尚建設の役員・松島募容疑者(67)は・・・

 「土しか私のところは持って行っていません。(Q.結局誰が悪い?)私からは何とも言えません。(Q.間違ったことはしていない?)してない、してない」(土砂を搬入 松島募容疑者)

 また今回の事件では不可解なお金の流れもわかっています。補修工事を発注したと主張する坂田容疑者は業者にそれに見合う代金を支払っておらず、逆に、お布施と称して松島容疑者から60万円を受け取っていました。

 「御不動さんの屋根を直したいし、工事にかかる重機とか、いろいろ費用のかかることが増えてきているなかで、それやったらお布施させてもらいますわということで、僕が60万円お預かりしましたよ」(成田山不動院僧侶 坂田義明容疑者・今月11日)

 しかし、警察は、建設残土の処分を請け負った松島容疑者が、それを宗教法人の敷地に運び込み、その謝礼をお布施という形で坂田容疑者に支払っていたとみて捜査しています。

 現在、川の濁りは減り、取水できるようになっていますが、土砂は残ったままです。

 「誰が悪かった・・・僕は責任逃れするつもりはないですけど、一番悪かったのは雨やろね、僕から言わせたら。雨の影響力は大きいですよ」(成田山不動院僧侶 坂田義明容疑者・今月11日)

 坂田容疑者は逮捕後の取り調べに対して、容疑を否認しています。

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更新日時:5月23日 15時2分

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