20日
11時43分
2分36秒

“人口激減でもふるさとに”子育て世代の思い 宮城・石巻市

 復興への日々です。宮城県石巻市に東日本大震災のあと人口が4分の1に激減した地区があります。この春ようやく地区唯一の保育所が再建されました。ふるさとに残り続ける子育ての思いとは・・・

 石巻市雄勝地区で1200年以上の歴史がある神社です。宮司を務めるのは、この地区で生まれ育った千葉秀司さん(38)。妻の香織さん(38)が仕事を支えています。

 「(被災したが)地域が震災前と変わらないように頑張って協力している」(千葉秀司さん)

 しかし、ふるさとは津波で甚大な被害を受け、人口は震災前の4分の1にまで減りました。

 「(震災前は)知らない人はいない親密な生活。寂しい気持ちがある」(千葉秀司さん)

 石巻市は高台を造成し災害公営住宅などを整備する考えですが、市中心部から離れているため工事業者が少なく整備完了は早くても再来年です。中心部に比べると大幅に復興が遅れています。

 こうしたなか、石巻市は教育の環境を整備することで地区を離れた人々を呼び戻そうと考えています。津波で全壊した雄勝地区唯一の市立保育所。今月ようやく再建にこぎつけました。千葉さんの娘、美伶ちゃん(4)をはじめ8人が入所しました。

 「本当に同年代の子どもたちと遊べるのをすごく楽しみにしているので良かった」(千葉秀司さん)

 「子どもたちを地元でみんなで育てて世の中に送り出して、その跳ね返りを雄勝に持ってきてもらう」(石巻市の担当者)

 小中併設校もこの春開校。2学期からは新しい校舎で授業が始まります。市によりますと、今後、雄勝地区に戻ってくる意志を示している人は300人いるということで、千葉さんは希望を見出しています。

 「皆が知り合い、そういう環境が一番合っている。子どもたちも雄勝に戻ってきてくれるといい」(千葉秀司さん)

 震災から6年あまり、ふるさとに残った若い世代が被災地を少しずつ復興へと導いています。

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更新日時:4月25日 15時2分

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