18日
9時55分

金正男氏殺害、なぜマレーシアで?

 金正男(キム・ジョンナム)氏の殺害が、なぜマレーシアだったのでしょうか。

 クアラルンプール市内の高級住宅街の一角に北朝鮮の大使館があります。マレーシアは、ビザなしで北朝鮮を訪問できる数少ない国です。

 高い塀に囲まれていますが、北朝鮮政府の直営のレストランです。警備室があり、非常に厳重に警戒されています。近づくと門を閉められてしまいます。

 重要な外貨獲得手段となっている北朝鮮政府直営のレストラン。16日夜、JNNのカメラは店内の様子をとらえていました。艶やかなスポットライトが照らす舞台。チマチョゴリを着た女性が華麗に踊ります。とても透き通った歌声。口パクではありません。チマチョゴリとはちょっと不思議な組み合わせですが、ギターも見事に弾きこなします。こうしたショーを見ながら、客は食事を楽しむのです。レストランのロビーに飾られていたのは、故・金正日(キム・ジョンイル)総書記の写真です。

(Q.この写真はいつもここに飾っていますか?)

 「いつもここに飾っていますよ。『敬愛する父親』でいらっしゃいますから」(ウエートレス)

 金正男氏が殺害されたことを知っているかどうか尋ねると・・・

 「誰ですか?」(ウエートレス)

(Q.金正男氏です)

 「知りません」

(Q.正男氏は金正日総書記の息子ですよ?)

 「誰ですか?誰?男性?女性?」(ウエートレス)

(Q.正男氏は金正日総書記の息子、長男ですよ?)

 「長男ですか?知りませんよ?私が知っているのは敬愛する金正恩同志のみです」(ウエートレス)

(Q.金正恩党委員長を尊敬しますか?)

 「・・・」(ウエートレス)

 次々に出る逮捕者。様々な憶測が飛び交う中、殺害された正男氏について、韓国の「朝鮮日報」は、政府当局者の話としてこう伝えています。

 「(遺体の)口元に泡が付いており、典型的な毒殺時の現象だ」(朝鮮日報)

 口から泡を吹く毒物とは一体、専門家は・・・

 「数時間で死に至るような即効性のある毒物であっただろうと。今回のように早い経過をたどるのは、フグ毒なんかもすぐに症状が出るし、即効性だと神経ガス、サリンとかVX。もし神経ガスであれば、瞳孔がうんと小さくなって、これはたぶん神経ガスに特有ですから、それはすぐわかると思います」(毒物に詳しい 神奈川大学・常石敬一名誉教授)

 正男氏の遺体は既に司法解剖が終わっていて、近く死因が発表される予定です。(17日17:59)

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更新日時:2月23日 16時2分

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